2009年01月05日

瀬戸内寂聴訳「源氏物語 巻四」

瀬戸内寂聴/訳「源氏物語 巻4icon」(講談社文庫)読了。

昨年中に読み終わりたいと思っていたのだけれど、後半のばたばたで計画変更となり、今年も引き続き源氏の世界が続くことになった。

巻4は、『薄雲』から『胡蝶』まで。
明石の姫君が紫の上のもとで育てられることになり、明石の上と姫君との別れの悲しみと、藤壺の尼宮が病でなくなる悲しみから始まる。

相変わらず気の多い源氏は、朝顔の姫宮を熱心に口説き、疑う紫の上に『人よりは比較にならぬほど落ち着いていると思っていた』自分でも後悔することがあるのだから、浮気な男はどれだけ後悔するだろうなどと語っていて、笑ってしまう。
夕顔の君の忘れ形見、玉鬘の姫君を引き取り、親代わりだと世話をしながらも口説いてしまうのだから、まったくもう。

『乙女』では、葵上との間に生まれた長男夕霧と、内大臣の娘雲居の雁の姫君との幼馴染の恋が描かれる。
娘を入内させたいと考えている内大臣は二人の恋を知り、怒って引き離してしまう。

夕霧と雲居の雁の恋の行方、源氏に言い寄られる戸惑う玉鬘の将来、六条に広大な邸を築き女君を集めた源氏の栄華はいつまで続くのか。
これから先も気になる展開が続く。
posted by haru at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の話 さ行の作家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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