2009年01月24日

青井夏海「星降る楽園でおやすみ」

青井夏海「星降る楽園でおやすみicon」(中公文庫)読了。
午後6時10分、横浜にある無認可保育園に二人の男が押し入った。
人質は子供5人。身代金1人500万円。タイムリミットは深夜12時。
子供たちと共に閉じ込められた園長の早紀は、園内のスタッフに共犯者がいるのではないかと疑い、何とか子供たちを連れて逃げる方法を思いめぐらす。
しかし、姪である淑恵との間で、保育園の経営方針をめぐる対立が深まるばかりで、助けを呼ぶこともできない。
人質の家族はそれぞれ、子供の救出を試みるが、次第に夫婦の間での子育てに対する思いの違いが明らかになり、事態は思わぬ方向へ進んでいく。

読み進めるほどに、穏やかなタイトルからは想像できない、それぞれの闇が見えてくる。
幼いなりに状況を理解し、懸命に生きる子供の「ただいま!」の一言がとても愛おしく思えた。


☆この著者の過去の読了本
「赤ちゃんがいっぱい」
「赤ちゃんをさがせ」
ラベル:読書 青井夏海
posted by haru at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の話 あ行の作家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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