2009年03月19日

金原瑞人「翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった」

金原瑞人「翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだったicon」(ポプラ文庫)読了。

翻訳家になったいきさつ、翻訳の裏話(たとえば気になる翻訳の収入についても)、出会ってきた本の話、どれもおもしろく読んだ。

今まで、翻訳小説はあまり読んでいない。
それは翻訳ものが苦手だからというわけではなく、国内の好きな作家の本でさえ追いかけきれていないため、海外のものまで手が回らないのだ。

そこには私のまだ知らない世界が広がっている。
お気に入りの翻訳家の訳書をたどってみるのも楽しいだろうなあ。
ああ、翻訳小説が読みたい。
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2009年03月14日

今枝由郎「ブータンに魅せられて」

今枝由郎「ブータンに魅せられてicon」(岩波新書)読了。

私がブータンに興味を持ったのは、伊坂幸太郎「アヒルと鴨のコインロッカーicon」を読んでから。
ブータンからの留学生ドルジが言ったこんな言葉がきっかけだ。
『楽しく生きるには二つのことだけ守ればいいんだから。車のクラクションを鳴らさないことと、細かいことを気にしないこと。それだけ』

著者のブータンとの出会いから、この本は始まるのだが、ブータンを訪れるまでのすったもんだがおもしろい。
1970年代のブータンは『ほぼ完全なる鎖国』状態にあり、ビザを申請しても許可が下りず、許可を出してもらえるまで待ち続けること3年。
やっと許可が下りても、インド国内のチベット国境近くまで行く列車の席が入手できずと、トラブルが続くのだ。

「国民総幸福」を掲げ、ブータン独自の近代化を目指す、国王の長期的な視点に立った政策にはただただ感心するばかり。
それに比べて日本は…などと、つい呟きたくなってしまった。
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2009年03月09日

信田さよ子「母が重くてたまらない」

信田さよ子「母が重くてたまらない 墓守娘の嘆きicon」(春秋社)読了。

私と同じように苦しんでいる人はたくさんいるのだということ、それを理解してくれるカウンセラーがいるということ。
それがわかったことは、一つの収穫だった。

けれど、私の苦しみなど全く気付きもしない両親に、変化など望めるはずがなく、結局は自分で自分の感情との折り合いの付け方を見つけるしかないのだろう。

中学生のころから、私が大人になって、両親を許さなければいけないのだと思い続けてきた。
子供は親を許すしかないのに、親は子供を許してはくれないのだろうか。

母がこの本を読んでくれたらいいのに。
タグ: 読書
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