2009年01月21日

杉本苑子「私の万葉集」

杉本苑子「私の万葉集」(集英社文庫)読了。
今月初めから、NHK教育にて「日めくり万葉集」という番組を放送している。
この番組を見ていたら、万葉集の本が読みたくなって、いつか読もうと思っていた積み本の中から探し出したのがこの本。

私が万葉集と出会ったのは、氷室冴子「なんて素敵なジャパネスク」を読んだ中学生の頃。
主人公、瑠璃姫のもとに、鷹男の帝から「人妻ゆえに」と万葉集の一節を引いた文が届く。
この額田王と大海人皇子の歌も、もちろんこの本に登場する。

歌の意味や、その時代の政治背景や生活様式や人間関係を知っていくと、難しい言葉の羅列だったものが、少しずつ輝いてくる。
今よりずっと、自然に近く、心を言葉でつづることに敏感だったころ。

『梅の花 降り覆ふ雪を 裹み持ち 君に見せむと 取れば消につつ』
たとえばこんな歌がとても好き。

posted by haru at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の話 さ行の作家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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