2010年05月17日

あさのあつこ「ありふれた風景画」

あさのあつこ「ありふれた風景画」(文春文庫)読了。

この物語の主人公の二人と私に、共通する点はほとんどない。
高校時代を思い返しても、ウリをやっているという噂もなかったし、鴉と会話も出来ない。
周囲からこんなに孤立した存在でもなかったと自分では思っている。

けれど、どうしてこんなにわかってしまうのだろう。
10代の頃、琉璃と同じように、『わたしはわたし、誰のものでもない』と思っていた。
頼りたくない、一人でちゃんと生きていきたい、揺らぐことのない自分でいたいと。

わたしも、こんなふうに痛々しいくらいの強がりを抱えていたのかと思う。
時は流れていくけど、全てが変わっていくけど、でもきっと大丈夫だよと口にしてみたくなった。

posted by haru at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の話 あ行の作家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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