2013年03月26日

森谷明子「れんげ野原のまんなかで」

森谷明子「れんげ野原のまんなかでicon」(創元推理文庫)読了。

以前、「千年の黙icon」を読んでから、すっかり著者のファンになった。
この本は、ススキ野原の真ん中にあるのどかな図書館が舞台のやさしいミステリ。

最初の章のラスト近く、先輩司書の能勢が子供たちに語る言葉に涙が出た。
能勢さん、かっこよすぎるよ。
たくさんの人に読んでもらいたいなあと思う本。

この本を読んでいる途中、近所の図書館へ行ってきた。
最近は調べものに必要な本を探すくらいで、そのほかの本を見ることがなかったけれど、久しぶりにぐるっとまわってみたら、ああ、読みたい本がいっぱいある。

『書店というのは「大河」だなあ、と思います。日々刊行されていく、追いきれない量の本が、水の分子となって流れていくところ。その奔流は刻々と変化していきます。
 それに対して、図書館のイメージは「海」です。流れくる水の滴がおたがいに溶け合い、落ち着いて静まっている最終到着点。そこには過去から現在に至る無数の本たちが寄り添って、「もうどこにも行かなくていいんだよね」と安らいでいる、そんな感じです。』
posted by haru at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の話 ま行の作家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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