2013年04月23日

柳沢小実「シンプルな暮らしの設計図」

柳沢小実「シンプルな暮らしの設計図icon」(講談社)読了。

帯に『「捨てる」から始めない。物に振り回されない、新しい片づけの考え方』とあって、自分の生活を見直し、物との付き合い方を見直すことから、収納を考えていこうという本。

この本にも『クローゼットダイアリー』というものが出てきて、リストにすると管理しやすくなるとは思うけれど、全部書き出すのはやっぱり大変そうだなと思う。
でも、書き出していくことで客観的にみることができて、整理ができるというのはとてもよくわかる。
欲しいものと買ったものを書き込む『物欲ノート』というノートも登場して、これなら私でも作成できて、楽しく管理ができそうな気がする。

ページの隅に小さな写真で紹介される小物たちに、著者のこだわりが見えて、おもしろい。
一つ一つにこだわりがあって、でもそれに振り回されない、自分なりの付き合い方を見つけていけたらいいと思う。
食器類も、献立に合わせてコーディネートしたパターンを写真で並べてあって、こういう風に考えて買い足していけばいいのかと参考になった。
なんとなく、あるものやもらいもので間に合わせている我が家の食器棚も、少しずつお気に入りを増やしていけたらいいと思う。


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2010年04月10日

米原万里「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」

米原万里「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」(角川文庫)読了。

10代の頃、5年間をプラハのソビエト学校で過ごした著者。
そこで過ごした日々と、30年後音信の途絶えた友人と再会し知りえたことが書かれている。

友人を捜して中・東欧を巡る過程は、ミステリーのようにドキドキしながら読んだ。
同時に、自分の無知を思い知らされるような気がした。

『たしかに、社会の変動に自分の運命が翻弄されるなんてことはなかった。それを幸せと呼ぶなら、幸せは、私のような物事を深く考えない、他人に対する想像力の乏しい人間を作りやすいのかもね』
なんていう言葉が胸に残る。

無関心でいてはいけないと思う。
私には知らなければいけないことがたくさんある。
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2008年04月28日

山本文緒「再婚生活」

山本文緒「再婚生活」(角川書店)読了。
この本を読もうと思ったのは、昨年、著者がNHKの番組で鬱病体験を語っているのを見たからだ。
この本で語られるのは、鬱病を患う中での生活と、回復していくまでの軌跡。
早く元気になりたい、頑張りたいと思っているのに、思うようにならない自分の体へのいらだちや、王子(旦那さまのこと)に会いたいと思うのに、一緒にいると感じてしまうストレス。
その自分ではどうすることもできない胸の内が、刻銘につづられていく。

入院中の病室にパソコンを持ち込んでまで続けられた日記が、2年のブランクを経て再開されたとき、心の変化とともに再婚生活も変わっていく。
自分の体との付き合い方を考えさせられた一冊。

『症状が本当にひどかった時期を、私は覚えていないわけではないが、霞がかかったようにうまく輪郭をもってくっきり思い出せないのだ。断片的には覚えている。王子と両親とマシマロを悲しませてしまったことを。
 元気になることでしか、それを償えないような気がしている。』

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2008年03月23日

本のある暮らし  吉田篤弘「という、はなし」

吉田篤弘/文・フジモトマサル/絵「という、はなし」(筑摩書房)読了。
ページをめくってあらわれる、フジモトマサルさんの絵がすてき。
さまざまな場所でいろんな動物が本を広げている。
電車の中で、病院のベッドで、橋の上で、お風呂の中で、どんな場所でもそこには常に本がある。
いつも気になる個所に付箋を貼りながら本を読むのだけれど、気づいたら付箋だらけになっていた。
こういう本こそ手元においておきたい。
所有欲を刺激された一冊。
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2008年02月27日

平安の笛の音  夢枕獏「陰陽師 瘤取り晴明」

夢枕獏/村上豊・絵「陰陽師瘤取り晴明」(文春文庫)読了。
おなじみの安倍晴明と源博雅のシリーズの絵物語。
頬の左右に瘤をつけた、平大成・中成兄弟の姿のなんともあいらしいこと。
博雅の笛の音に感応して涙さえ流してしまう鬼が、恐ろしくもあるけれど、美しい心もあわせ持っていることに魅せられる。
それにしても、異形の鬼たちでさえ感動させてしまう博雅さまの笛の音を一度でいいから聞いてみたいと、いつも思う。
晴明の屋敷の木や花の美しさを眺めながら、博雅さまの笛を聴く。ああ、なんて幸せなひととき。
タグ:読書 夢枕獏
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