2008年05月21日

「旅立ち。卒業、十の話」

ダ・ヴィンチ編集部/編「旅立ち。 卒業、十の話」(メディアファクトリー)読了。
あさのあつこ、小路幸也、坂木司、草野たき、川端裕人、関口尚、宮下奈都、藤谷治、吉川トリコ、しまおまほの10名の作家によるアンソロジー。
この本は完全にジャケ買い。
表紙の、女優・多部未華子ちゃんが大好きなので。

卒業の日、ぼくは、ずっと好きだった君に告白することを決めた、という、坂木司『告白の日』。
きっと何かがあるぞと、充分警戒して読んでいたのに、あれよあれよという間に違う世界へ連れて行かれて、何度も前のページを確認してしまった。
やられたなあ、という心地よい敗北感を味わう。

小路幸也『あなたの生まれた季節』のお父さんとお母さんや、関口尚『さようならの雪』の姉ちゃんの強さに、ちょっぴり感動した。

『いま、ぼくの少年の時代が終わりを迎えていることを、しみじみと感じた。もう子供でいられない。子供のままだと、きっと心は傷だらけになるだろうし、被害者みたいな心持ちのまま一生を過ごすことになるのだろう。そんなのはごめんだ。―「さよならの雪」より―』
ラベル:読書
posted by haru at 21:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の話 アンソロジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月19日

贈り物の楽しみ  ダ・ヴィンチ編集部/編「忘れない。贈りものをめぐる十の話」

ダ・ヴィンチ編集部/編「忘れない。 贈りものをめぐる十の話」(メディアファクトリー)読了。
「プレゼント」をテーマに書かれた十人の作家による十の物語。
わたしのお気に入りは、生田紗代『カノジョの飴』、畠中恵『引き出物』、福田栄一『a fortune slip』、山本幸久『雪が降る』の4作品。
『a fortune slip』の主人公貴志のほほえましい鈍さ、『雪が降る』のあずきさんのいさぎよさ。いいなあ。
一番のお気に入りは『引き出物』。
後輩の結婚式で起きた騒動、80個注文したはずの引き出物が40個しか届かなかった、のはなぜかを推理して、正解したらご褒美を、というミステリー。思いがけない結末も楽しい。
ラベル:読書
posted by haru at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 本の話 アンソロジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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